9.4「ダム」水害について
9月8日(木)
9/4未明に起きた水害(台風の大雨でダムがえらい量の放水をしたため、うちの近所で堤防が決壊し、畑が流された)から5日目です。
みかん畑が一部流されたり、カーネーションのハウスが水に浸かって泥だらけになったり、被害甚大です。
現在鋭意復興作業(というか、作物の救出活動)中です。
ずっと断水が続いていたのですが、昨日昼辺りから水が出始めました。
ただ、
「あんまり使うとパイプに入ってる水しかないから、使うな」
と言われ、町内放送でも
「タンクの残り水位が低くなっております」
との放送がしょっちゅう入り、いつ止まるかとびくびくでした。
でも久々にトイレを流せるとか、お皿を(ボールに水を溜めて節水ですけど)洗えるとか、とてもステキなことに思えました。
そして、今日。
日常のシャワーや、洗濯なら使ってもOKとの話がきました。
ようやくライフラインがすべて復活です。
しかし、道はまだまだです。

右側の砂がたまってるところは本来はアスファルトの歩道なのですが、砂だらけで、自転車では通行できません。
さて、今朝の仕事は昨日と同じく、みかんの木のごみ取りと泥を洗い流すためのシャワーです。
通常は消毒に使う動力噴霧器から水だけを出して、みかんの木にシャワーを浴びさせてやります。
私と相方はシャワー隊、お父さんはシャワー用のタンクの水管理、弟君はごみ取りです。
シャワーも一段落し、ふと見ると、

お父さんが第3のシャワー部隊と化していました。
このシャワーはもともと農業用水をタンクに入れるためのめっちゃ太いホースです。
水がものすごい勢いで出るので、みかんの木にかけた瞬間、泥は全部流れ落ちていきます。
こりゃ早いわ。
さて、畑?が終わり、畑?に水を溜めるタンクと機械を移動させます。
このタンクがでかい!
軽いのですが、550Lも入るので動かすのに一苦労です。

コツはくるくると回しながら移動させることです。
さて、畑?のシャワーを弟君にお願いし、相方は畑?の消毒、私は畑?のごみ取りに向かいます。
この畑?のごみがすごい…。

木にべったりとごみが貼りついてます。
文字通り「貼りついて」るので、なかなか剥がれません。
ひたすら手でむしって、剥がしていきます。
地面近くの枝から。

私の背丈より高い2mの枝の先っちょまで。

全部ごみにまみれてます。
そして、畑の奥で衝撃の光景を目の当たりにしました。

この木の右斜めから水が入ってきたのですが、その勢いで木が倒れてました。
はぁぁ。
午後は仕事を切り上げて帰ってきたお母さんも参加して、家族全員で仕事に当たりましたが、そうすぐには終わりません。
夕方、何か目の前が見えにくいな、と思ったら、メガネがホコリで真っ白になってました(-_-)。

今晩雨が降るとのことなので、みかんの木の埃が落ちるといいな、と思ってます。
さて、今回の水害ですが、原因となった椿山ダムについて書きたいと思います。
今まで政治的なことは書かないできたのですが、今回ばかりはそういうわけにも行きません。
そもそもこの県営椿山ダムは、昭和28年に起きた大水害を二度と引き起こさないように、ということで、今から約20年前に作られたそうです。
「100年に一度の大災害も防げる」
というのが売りでした。
さて、今回の一連の水害では、ダムの管理が悪かったのではないか、との話が初めから出ておりました。
つまり、初めから「台風により、大雨が降る」という話があったのですから、早いうちに川があふれない程度に水を流してダムを空にしておけばよかったのでは、ということです。
そうすればダムの水位が上がり過ぎて、最終的にありえない量の放流をしなくても済んだはずでは?
さらに、最近の報道を見ていると、
「そもそも今回は前回(昭和28年)の大水害時より、降雨量が少なかったはずなのに、なぜかダムがなかった当時と同規模の災害が起きている」
ということらしいんです。
しかも、我らが町(日高川町)の下流にある御坊市の市長の発言を見ると、
「今回のダムの対応は、我々の飲料水を確保するために水位をある程度維持してもらったものと考えている」
という発言をしており、背景にはいろいろあるということを覗わせています。
とんでもないですよね。
飲み水のために、隣の町で3人死亡、1人行方不明になってもいいって言うんでしょうか?!
怒り心頭です。
要経過観察です。
今日もクリックよろしくお願いします↓

にほんブログ村

9/4未明に起きた水害(台風の大雨でダムがえらい量の放水をしたため、うちの近所で堤防が決壊し、畑が流された)から5日目です。
みかん畑が一部流されたり、カーネーションのハウスが水に浸かって泥だらけになったり、被害甚大です。
現在鋭意復興作業(というか、作物の救出活動)中です。
ずっと断水が続いていたのですが、昨日昼辺りから水が出始めました。
ただ、
「あんまり使うとパイプに入ってる水しかないから、使うな」
と言われ、町内放送でも
「タンクの残り水位が低くなっております」
との放送がしょっちゅう入り、いつ止まるかとびくびくでした。
でも久々にトイレを流せるとか、お皿を(ボールに水を溜めて節水ですけど)洗えるとか、とてもステキなことに思えました。
そして、今日。
日常のシャワーや、洗濯なら使ってもOKとの話がきました。
ようやくライフラインがすべて復活です。
しかし、道はまだまだです。

右側の砂がたまってるところは本来はアスファルトの歩道なのですが、砂だらけで、自転車では通行できません。
さて、今朝の仕事は昨日と同じく、みかんの木のごみ取りと泥を洗い流すためのシャワーです。
通常は消毒に使う動力噴霧器から水だけを出して、みかんの木にシャワーを浴びさせてやります。
私と相方はシャワー隊、お父さんはシャワー用のタンクの水管理、弟君はごみ取りです。
シャワーも一段落し、ふと見ると、

お父さんが第3のシャワー部隊と化していました。
このシャワーはもともと農業用水をタンクに入れるためのめっちゃ太いホースです。
水がものすごい勢いで出るので、みかんの木にかけた瞬間、泥は全部流れ落ちていきます。
こりゃ早いわ。
さて、畑?が終わり、畑?に水を溜めるタンクと機械を移動させます。
このタンクがでかい!
軽いのですが、550Lも入るので動かすのに一苦労です。

コツはくるくると回しながら移動させることです。
さて、畑?のシャワーを弟君にお願いし、相方は畑?の消毒、私は畑?のごみ取りに向かいます。
この畑?のごみがすごい…。

木にべったりとごみが貼りついてます。
文字通り「貼りついて」るので、なかなか剥がれません。
ひたすら手でむしって、剥がしていきます。
地面近くの枝から。

私の背丈より高い2mの枝の先っちょまで。

全部ごみにまみれてます。
そして、畑の奥で衝撃の光景を目の当たりにしました。

この木の右斜めから水が入ってきたのですが、その勢いで木が倒れてました。
はぁぁ。
午後は仕事を切り上げて帰ってきたお母さんも参加して、家族全員で仕事に当たりましたが、そうすぐには終わりません。
夕方、何か目の前が見えにくいな、と思ったら、メガネがホコリで真っ白になってました(-_-)。

今晩雨が降るとのことなので、みかんの木の埃が落ちるといいな、と思ってます。
さて、今回の水害ですが、原因となった椿山ダムについて書きたいと思います。
今まで政治的なことは書かないできたのですが、今回ばかりはそういうわけにも行きません。
そもそもこの県営椿山ダムは、昭和28年に起きた大水害を二度と引き起こさないように、ということで、今から約20年前に作られたそうです。
「100年に一度の大災害も防げる」
というのが売りでした。
さて、今回の一連の水害では、ダムの管理が悪かったのではないか、との話が初めから出ておりました。
つまり、初めから「台風により、大雨が降る」という話があったのですから、早いうちに川があふれない程度に水を流してダムを空にしておけばよかったのでは、ということです。
そうすればダムの水位が上がり過ぎて、最終的にありえない量の放流をしなくても済んだはずでは?
さらに、最近の報道を見ていると、
「そもそも今回は前回(昭和28年)の大水害時より、降雨量が少なかったはずなのに、なぜかダムがなかった当時と同規模の災害が起きている」
ということらしいんです。
しかも、我らが町(日高川町)の下流にある御坊市の市長の発言を見ると、
「今回のダムの対応は、我々の飲料水を確保するために水位をある程度維持してもらったものと考えている」
という発言をしており、背景にはいろいろあるということを覗わせています。
とんでもないですよね。
飲み水のために、隣の町で3人死亡、1人行方不明になってもいいって言うんでしょうか?!
怒り心頭です。
要経過観察です。
今日もクリックよろしくお願いします↓

にほんブログ村


| ホーム |